【サイト運営をしてる方は必読】Webサイトのキャッシュ・CDNを改善して売り上げを大幅に上げる方法についてご紹介

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日頃SEO対策してる方にとってWebサイトの表示速度を考えられている方はどれだけいるでしょうか。実はWebサイトの表示速度が、オンライン売上に大きく影響していることをご存知でしょうか?表示に時間がかかるサイトは、ユーザーの離脱要因に大きく影響するためです。

本記事では近年のWebサイトの表示速度低下の影響、CDNやキャッシュを活用した表示速度を改善して訪問者が快適にWebサイトを利用・購入できるようになるための対策について記載させていただきました。

キャッシュサーバーの利用でWebサーバーの負荷を軽減とレスポンスの改善、エンドユーザーの満足度の向上が重要ということは念頭に以下詳細について是非ご確認ください。

Webサイト表示速度が低下してしまう要因について

最近ではWebサイトを使って店舗と並行してオンライン販売を行うことで販売拡大を狙ったりなど、より戦略的にWebを活用する企業が増えています。

その際にWebサイトにアクセスしてもコンテンツがなかなか表示されない、また全くページが表示されなくなってしまうなど、表示速度が低下すると訪問したユーザーは大きなフラストレーションを感じて離脱されてしまうケースがあります。

こうしたページの表示速度が低下する原因しまう原因は、サイトへのアクセス数が増えているのに対してネットワーク接続を介して送信できるデータの容量が足りてない、またはアクセス集中にサーバーの処理能力が追いつかないなどが考えられます。

こうした要因からWebサービスの品質低下につながり、ファイル転送の遅延や中断が生じてしまうということになり得るのです。

Webサイトの表⽰速度遅延が売上にどれほどの影響及ぼすのか

Webサイトの表示速度が遅いことによって、どの程度訪問者の体験に悪影響を与えているかをご存知でしょうか。

スマートフォンの普及以降、時間や場所に関わらず、電車を待つわずかな隙間時間など、短時間で情報がやりとりされています。

また、クラウドサーバーや4G、光回線などのインフラが充実してきたこともあり、訪問者にとってサイトは即座に表示されるのが当たり前であり、表示の遅いサイトを待ってくれません。

結果的に表示の遅いサイトは、訪問者数の減少やオンラインでの売上減少という機会損失を生み出します。ちなみに1秒の違いだけで数%のCVR及び購買率が異なるのです。これはBtoBでもBtoCでも同様です。

詳細については以下に記載させていただきます。

Webサイト表示速度が0.1秒増えると売上が1%減少する

Webサイトの表示速度については、あのアマゾンからも「ページの読み込み時間が100ミリ秒、0.1秒増えると、売上が1%減少した」という分析結果があげられています。

そのため企業の最も重要視していることは「より多くの商品を一度に確認してもらい、レコメンデーションやレビューなどの体験についても、ストレスなく、すぐに体験してもらう」ということに意識するのはもはや当たり前になっています。

Webサイト表示速度の低下は訪問者の離脱に直結する

サイトにアクセスしたときになかなか表示されず、しびれを切らして離脱した経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。

Googleの調査によると、Webサイト表示に3秒以上かかると、半数以上の訪問者は閲覧をやめて離脱するといわれています。※もっと細かくいうと「検索結果の表示速度が500ミリ秒、つまり0.5秒増加すると、アクセスが20%減少する」といわれているので、表示スピードは絶対に遅延してはいけないものだと言えます。

スマートフォンなどでの表示速度が遅い場合はSEOに悪影響を及ぼす

表示速度の遅さはページの離脱率を高めるだけでなく、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)にも大きく影響を与えると言われています。

表示速度が遅いと、ユーザー離脱が大きく検索エンジンでのランキング(表示順位)は下がる傾向にあるためです。つまり訪問者数が減少し、結果的に売上の低下につながるため、SEOの観点から見ても、表示速度への対策は必須といえます。

2019年7月にはGoogleより、検索順位決定のためのページ内容をモバイルページ基準にするとの発表もあり、今後スマートフォンなどのモバイル端末で閲覧する際の表示速度はより重要になっていきます。近年はPCよりもモバイルからの検索が増えており、スマートフォンなどでの表示速度が遅い場合はそのままサイトの検索ランキングが低下し、流入数の減少につながってしまうということになりかねないです。

以上から以下のような対策が必要となります。

滞在時間の減少
直帰率の悪化
検索順位の低下、それにともなうアクセス数の低下
成約率(コンバージョン率)が下がることによる売上の低下
顧客満足度の低下

Webサイト表示速度改善のためにできる対策方法とは

Webサイト表示速度の計測や改善を行うためには、どのような対策が必要か考えていきましょう。
まず、自社サイトの表示速度を調べるには、検索エンジンが公開している計測ツールなどを活用するという方法があります。こちらはWebサイトの表示速度をGoogleが考えるスコアで測定する無料ツールが一番おすすめなので、以前まとめた記事を是非ご覧ください。

こちらはURLを入力するだけで、サイトの表示速度に関する評価や改善ポイントを確認できる機能を備えたツールも提供されているので、自社サイトを持っている方は必ず確認してください。

ちなみにサイトの表示速度が遅くなる主な要因としては、以下のようなものがあります。

  • サイト内にある画像や動画などのコンテンツの情報量(データ量)が多い
  • CSSやJavaScriptが多用されている動きのあるサイト構造
  • キャッシュが活用されていない ※キャッシュとは一度アクセスしたWebページに再訪問する場合、以前訪問した際のページのデータが保存されるようになっているため、一からページを読み込む必要がなく、サイトの表示速度が向上しユーザーが使いやすくなると言われています。 

それらの課題を改善する方策を次にご紹介します。

画像・動画を最適化する

画像データはテキストデータと比較して、多くの情報量があります。

そのため、テキストを数百文字、数千文字減らすよりも、画像・動画を1つ減らすほうが効果的ということがあります。

とはいえ、サイト内には必要な情報であるため、むやみに削除はできないはずです。そこで役立つのが、画像圧縮ツールです。画像圧縮ツールを使用すれば、画質を維持したまま情報量を削減できます。

ただし、画像圧縮ツールは画像が荒くなってしまう、また動画対応できない問題でユーザーにとっての体験を悪くしてしまう可能性があるため画素数を維持したまま表示させることも重要です。

こちらについては以前LP及びWebサイトの表示速度改善ツールをおすすめ紹介している記事があるので、詳しくは以下からご確認ください。安い値段で簡単に速度表示対策ができるようになっています。

CSS・JavaScriptを最適化する

サイトがCSSやJavaScriptなどの外部データを読み込んでいる場合、それらの情報量によって表示速度に影響を与えます。

CSSやJavaScriptは、専用のツールを使用すればデータを圧縮(縮小)することが可能で、そうすることによって、サイトの表示速度を改善することができます。
また、読み込む順番を変更することもひとつの方法です。まずファーストビューをすべて表示させてから、JavaScriptを読み込ませるといった対策も可能です。

ブラウザのキャッシュに有効期限を設定する

ブラウザのキャッシュは、サイトにアクセスした際にその情報がローカル環境に保存されることで生成される仕組みになっています。

つまりキャッシュがあれば、2回目以降のアクセス時にページを高速で表示できるということです。キャッシュの有効期限を長くして、再訪問した際のユーザーに高速表示されることが可能になります。ちなみに再来訪者の方が初来訪者よりも購買確率が倍以上異なるケースがあります。

更新頻度が低いコンテンツであれば、1年間という長めの設定でよいかもしれません。

Webサイトのレスポンス改善に有効なCDN

Webサイトの表示速度やレスポンスの改善に効果的なのは、サイト内の画像・動画やCSS・JavaScriptを始めとするファイルサイズの調整だけではありません。

他にも、回線やWebサーバーの増強などが考えられます。そこで検討したいのがCDN(Contents Delivery Network)の活用になります。

CDNとは、一つのサーバーに負荷をかけて応答が追いつかなくなることの対策として、グローバルに分散配置されたキャッシュサーバーを利用し、サーバーの応答を肩代わりするような形でWebサイトのコンテンツをエンドユーザに配信する仕組みです。

Webブラウザを使ってWebサイトにアクセスした際、通常は本体となるWebサーバーにアクセスします。しかしCDNを使えば、WebブラウザはCDNで提供されるキャッシュサーバーからコンテンツを取得するため、Webサーバーの負荷を大幅に軽減することが可能ということになります。

またWebサイトのレスポンスが向上することから多くの企業で使われています。

CDNを利用した場合、Webブラウザはもっとも近くにあるキャッシュサーバーからコンテンツを取得することになるため、Webサーバーからコンテンツを取得するよりも配信パフォーマンスが向上していくことになります。

まとめ

キャッシュサーバーの利用でWebサーバーの負荷を軽減とレスポンスの改善、エンドユーザーの満足度の向上が重要だということをまとめさせていただきました。

コンテンツは最適なキャッシュサーバーから配信されるため、Webサーバーやインターネット接続回線の負荷を軽減させること、Webサーバーやインターネット接続回線の負荷が軽減することで、レスポンスの改善と安定した配信を実現することが売上への近道だということは認識しておくといいでしょう。

min-haya

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これまで中小から大手までのデジタル広告・デジタルマーケティングのご支援を100社以上行ってきました。特にCPA・CVR改善の施策は得意とするので、自社サイトの運営にお困りの方は是非ご確認ください。
小難しいと感じる方にとってもわかりやすいと思う記事を心がけております。

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