最近タクシー広告でecforceをご覧になる機会は増えたのは無いでしょうか。
ecforceは、ECサイトの購入までのプロセスを合理化し、顧客サービスを向上させ、最終的には利益を増加させるために設計されたサービスになっています。つまりECサイトのオペレーションをより効率的に管理するための強力なソフトウェアツールです。
ecforceを使えば、顧客からの注文の管理、在庫の追跡、顧客アカウントの管理などを簡単に行うことができます。この記事では、ecforceの特徴と導入がおすすめできる方にとって参考になる内容について説明させていただきます。
目次
ecforceの概要
まず、ecforceはSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。
2022年6月には「SUPER STUDIO」が44億円の資金調達をしたことでも注目されています。
ecforceのメリット
まず、ecforceのメリットをみていきましょう。
ecforceのメリットは、大きく以下の4点です。
- D2Cに必要な要素を備えたSaaS型カートシステムである
- CVRが高い
- 分析機能がある
- 業務の自動化もできる
- サポートも充実している
D2Cに必要な要素を備えたSaaS型カートシステムである
目まぐるしく変わるEC環境において、クライアント様ニーズに加え、自社D2C事業で検証されたニーズを基に進化することが、ecforce最大の特徴です。
成功事例を元にした要件がシステムに集約され、自律的にECプラットフォーム機能が進化し、全利用者に常に最先端の機能が提供されます。
CVRが高い
ホームページにも「CVR380%UP」と記載されている通り、ecforceは他のECサービスと比較してCVRが高い傾向にあります。
ランディングページ一体型のフォームとなっており、商品選択から購入まで最短2クリックと、ユーザーが商品を購入しやすい仕組みになっています。
また、フォームの分析機能も備えているため、何故ユーザーが離脱しているのかなどの分析も行うことができ、それを元に改善をすることができます。
分析機能がある
先程記載した、フォームの分析機能の他にもキャンセルのタイミングの分析であったり、広告別にCVRを分析することができます。
これらの分析はECサイトの売上に強く影響しますので、デフォルトで分析機能を備えている点はかなり嬉しいポイントです。
業務の自動化もできる
ecforceは、注文管理から出荷指示、顧客対応などの業務を自動化することができます。
これらの業務を手動でおこなうと、かなりの時間とコストがかかるため、これからecforceを利用する方は、特に活用したい機能の1つです。
サポートも充実している
ecforceはサポートも充実しています。
ECサイトの立ち上げからカスタマイズまで細かく対応してくれるため、サポート体制が充実しているサービスでECサイトを構築したいという方におすすめです。
また、国産のサービスということもあり、日本語に完全対応している点も安心です。
ecforceのデメリット
次に、ecforceのデメリットをみていきましょう。
ecforceのデメリットは大きく以下の2点です。
ecforceのデメリット
- 外部決済システムの利用が必要
- 料金が高い
外部決済システムの利用が必要
ecforceは、自社のサービス内に決済システムがないため、外部の決済代行システムと連携させる必要があります。
そのため、ecforceを導入する場合は事前に「決済代行会社に申し込み」「審査」「設定」等の面倒な作業を行う必要があります。
料金が高い
ecforceの料金は他のEC構築サービスと比較して高く設定されています。
そのため、とにかく費用をおさえてECサイトを運営したいという方には、不向きなサービスです。
ecforceの導入企業実績
累計400以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。
実際にecforceを導入している事例を紹介します。
バルクオム
画像:バルクオム
メンズコスメブランド「バルクオム」もecforceを導入しているそうです。
前のサービスを利用していた時期と比較して月の売上が700%上がっているなど、目に見えて成果が出ているようです。
また、CSの対応も素晴らしく、かなり満足度が高いようですね。
ecforceと共にD2Cグローバルスタンダードを目指すバルクオム。グロース途中のブランドがカート移行を決断した理由
BARTH
画像:BARTH
最近SNS等で話題になっている「BARTH」もecforceを導入しているようです。
インタビュー記事のタイトルにも記載されている通り、ecforceを導入したことによってCVRが165%も向上する効果が出たそうです。
デザインのカスタマイズ性が高い点も好評のようです。
ecforce導入でCVR165%改善。入浴剤D2CブランドBARTHが描くのは「一家に一個」の未来。
SOLIA SHOP
画像:SOLIA SHOP
国産のオーガニックスキンケア商品を販売している、株式会社SOLIAの「SOLIA SHOP」もecforceを導入しています。
ecforce導入前は受注や決済まわりの処理業務、CVRの改善に課題があったようですが、導入後は業務の効率化に成功し、CVRは280%改善される効果が出たようです。
SOLIAがecforce導入後、短期間でCVR280%改善!
&H
画像:&H
ユニリーバ・ジャパン株式会社の新ブランドである「&H」もecforceを導入しているようです。
以下のインタビュー記事にも記載されていますが、支援体制が充実しており、かなり満足度が高かったようです。
「ecforceはEC業界のライジングスター」。世界最大級の消費財メーカー、ユニリーバの新ブランドに選ばれたカートシステム3つのポイントとは?
その他のecforceの導入事例をご覧になりたい方は以下のページを参考にしてください。
ecforceとShopifyの違い
ECサイトを構築できるサービスとして圧倒的な知名度と利用者数を誇るShopifyがあります。
ECサイトを構築するにあたって、ecforceとShopifyのどちらを選択するか悩む方もいるかと思います。以下の料金・機能の違いを元に参考にして見てください。
料金の比較
まず、料金の比較を見ていきましょう。
ecforceとShopifyの料金の比較は以下の表を参考にしてください。
*表内のecfroceの料金は、弊社が以前に問い合わせた際の料金になります。
最新の料金情報につきましては、ecforceにお問い合わせください。
サービス名 | ecforce | Shopify |
---|---|---|
初期費用 | 148,000円~ | 無料 |
料金/月 | 49,800円~ | $29(約3,200円)~ |
無料トライアル | 〇 | 〇 |
料金面を比較すると、Shopifyが安価なことがわかります。
ecforceは、初期費用で148,000円がかかり、月額の固定費用として49,800円以上の料金が発生します。
しかし、ECサイトの運営は「初期費用」と「月額費用」以外の費用も考慮する必要がある点に注意してください。
「ただ安いだけ」でプラットフォームを選択すると、機能不足などが原因で、後になって「別プラットフォームにカートを移行する」など、結果的に高額な料金を支払う事に繋がります。
ECサイトの運営を成功させるためには、自社サービスに最適なプラットフォームの選定が必要不可欠です。
ぱっと見の料金では、Shopifyがコスパが良いように見えるかもしれませんが「コスパが良い/悪い」は事業規模により異なります。
自社に最適なプラットフォームを選定するためにも、まずは「無料トライアル」の利用や「ecforceに関する資料」をダウンロードしてみることをおすすめします。
機能の比較
次に機能の比較を見ていきましょう。
サービス名 | ecforce | Shopify |
---|---|---|
日本語対応 | 完全対応 | 一部対応 |
日本語サポート | 完全対応 | 対応 (回答までに時間を要する) |
決済機能 | 外部決済サービスの利用が必要 | Shopify内で完結 |
アップセル・クロスセル | 〇 | 〇 |
1クリック機能 | 〇 | ✕ |
定期購入 | 〇 | △ |
分析機能 | 〇 | 〇 |
受注量 | スタンダートプランのみ2,000件/月に制限 | 制限なし |
主な機能の比較は表の通りになります。
どちらかが圧倒的に優位というわけではありません。
では、圧倒的に料金が安いShopifyが良いの?と思うかもしれませんが、料金・機能の比較表ではわからない違いがありますので注意してください。
おすすめの基準
結論からいいますと「これまでのECサイト運営経験」や「販売形態」によっておすすめ度は異なります。
以下の4つの視点からどちらのサービスがおすすめか解説します。
- ショップオープンまでの最低限の機能で、とにかく安く新規でECサイトを立ち上げたい方
- 新規立ち上げで年商数千万円~数十億円を目指す方
- 既にECサイトを運営している方でより売り上げを伸ばしたい方
- 越境ECを行う方
Shopオープンまでの最低限の機能で、安く新規でECサイトを立ち上げたい方はShopifyがおすすめ
新規でECサイトを立ち上げる方や初めてECサイトを立ち上げる方は、Shopifyがおすすめです。
カナダ初のサービスですが、UIも洗練されており、とにかく使いやすいメリットがあります。
ECサイトを運営するために必要な基本的な機能を備えているため、初めてECサイトを運営する方でも安心です。
また、カスタマイズ性も比較的高いため、機能の追加やデザインが出来る点もポイントです。
しかし、デフォルトで備えている機能はあくまで、ECサイトの運営に必要な基本的な機能なため、売上を伸ばしていくためには、別途料金を支払ってカスタマイズをする必要もあるでしょう。
新規立ち上げで年商数千万円~数十億円を目指す方はecforceがおすすめ
ECシステムの初期選定を誤ると、将来的にやっかいな課題ばかりが発生します。
例として、以下のような課題が挙げられます。
- 安価なシステムを選定したが、事業が軌道に乗ってきたタイミングで必要な機能不足が判明。
- 現行システムの機能限界で移行を検討したが、数千万円の移行費用が発生。
- システム移行時に決済情報が引き継がせてもらえず、移行後のサブスクリプション売上が0に。
- 現行システムの開発速度が遅く、世の中の機能進化に遅れを取り続ける。
「売上最大化」に特化したecforceではCVR(コンバージョンレート)とLTVを最大化し、デジタルマーケティングの高速PDCAを実現する機能が非常に豊富に揃っています。
また、D2C/ECビジネストレンドを踏まえた最先端のシステムを提供しており、「効果がある」機能に特化して続々と新機能が追加されていることから、ecforceはとてもコストパフォーマンスが高いシステムと言えます。
売上をより伸ばしたい方はecforceがおすすめ
既にECサイトを運営していて、売り上げに伸び悩んでいる方もecforceの利用を検討してもいいでしょう。
ecforceには他カートから移行するプランも用意されていますので、既に利用しているカートからの移行も可能です。
ecforce1つで「ECサイトの構築」「売り上げの最大化」「運営体制の最適化・効率化」ができ、導入した企業でもCVR・売り上げの向上を体感しているようでした。
しかし、他サービスと比較してかなり料金が高いため、費用を極力抑えてECサイトを運営したい方には、不向きなサービスとなっています。
越境ECを行う方はShopifyがおすすめ
越境ECを行いたい方はShopifyの利用がおすすめです。
Shopifyは多言語・多通貨に対応しているほか、地域別に手数料を設定することも可能です。
これらの点はecforceでは難しいため、越境ECを検討している方はShopify一択でしょう。
まとめ
今回はecforceの特徴について説明させていただきました。
顧客の管理、注文の作成、在庫の管理などが可能であり、ecforceを最大限に活用することで、ビジネスオペレーションがこれまで以上に改善させることが可能です。また、レポートの作成やデータの分析にも利用できるので、改善点も洗い出しながらより良い意思決定を行い、ビジネスの運用を改善するのに役立たせられるのも良い点といえそうです。
またecforceを提供するSUPER STUDIOとランディングページの高速化を実現している株式会社TeNが提供するLandingHubと協業しており、こちらのサービス概要内容についは以下にまとめていますので、是非ご確認下さい。